2010年02月17日

名刺を舐めたらいかんぜよ

今年のNHK大河は私にとっては思い入れの深い、坂本龍馬が主人公です。

ドラマの土佐弁は、微妙に標準語的になっていますが、
「鬼龍院花子の生涯」という映画でも、主演の夏目雅子が土佐弁のそのセリフを叫んでいました。

坂本龍馬も、夏目雅子も、今の私の心境なら、多分





名刺を、・・・名刺をなめたら、いかんぜよ

って言っていると思います。





その話なのですが、

もちろん商売なので、今までも多分これからも、多くの人たちの「名刺」を作らせていただけることになると思っています。

わたしは、「名刺仕掛人」などと、ここで言っている以上、うちの名刺を配ったら、人生変わった。
って言わせて見たいという覚悟でやっています。

その気なら、それも可能だという根拠もあります。

なのに・・・・。

なかなか、その心意気が伝わっていないのです。

命を賭けてやっている。と、言うと大げさですが、そのつもりでやっています。



もちろん、そのためのデザインはとても重要ですが、名前の位置とか、フォントとか、色とか、改行とか、
もうちょっと上とか、下とか、
そんなん、どうでもええやんか、と、思ってしまいます。



今日はもっと大事なこと、そのことをお話したいのです。

名刺を変えて、人生変わる。
そんな名刺を作って見せますので、どうか私の話を聴いてください。




そう言えば、先日「劇的ビフォーアフター」を見ていて思いました。

あそこに出てくる達人たち、常人ではとても思いつかないようなとんでもない発想で、「あっ」と驚くようなリフォームを成し遂げてしまいますが、あれは彼らのものすごい数の経験が、させているのだと、そう思っています。

普通の人とは全然ちがう「数」の、リフォームなり建築をして来た達人だからこそ、完成した家を見てお客様を感動させ、泣かせたり出来るというわけです。

当然新人の頃からすると失敗もかなりあったでしょうし、後悔した過去もあったはず。
でも、それを乗り越えて来たからこそ、今があるはずです。
やって来た、こなして来た、仕事の「量」が、普通の人とは絶対違うはずなのです。

桂ざこば氏も言ってましたが、落語の上手な素人さんは多いが、プロと違うのは舞台に立った『数』。
この経験だけは、全然違う。
だから、プロは『スゴイ』んだ。みたいなこと、言ってました。

修羅場を越えてきた「数」が、そもそもちがうんだと。


不肖私くしも、名刺プリンターに付いているカウンターを数えて見ると、開業から今日までに1,451,252枚の名刺を刷った実績があります。
100枚で1箱とすると、14512人分を既に刷ってきた。と、言うことです。

もちろん、最近は名刺プリンターよりも、オフセットで印刷する方が増えていますので、14500人よりもっとたくさん手掛けていることになり、20000人分くらいはやらせていただいているのかなと、自負しています。

もちろん、同じ会社の名前だけが違う、同じデザインというのも多いですし、それよりも同じ方が何度もリピートというケースもかなりあります。

それでも20000人分の経験というのは、なかなかのもんだと思っています。

いま思うと開業した当初は、それこそ「屁」みたいな名刺を作っていました。





こんなのです。バランスもむちゃくちゃでとてもプロの仕事は思えません。
今見ると、とても恥ずかしいです。(でもたまに、これとそんなに変わらないのも作っています。)
こんなのは、もう本当は作りたくないのです。


そのうえで、

今から、最も大事なこと言いますよ。






名刺に、


顔。

絶対、載せてください。





それから、ホームページかブログは、これも絶対必要です。

あなたの「情熱」を伝えることこそが、名刺にとって最も重要なことなのです。

もしくわ、あなたが情熱を伝えるその場所へ、お客様を連れてくる。ことが、名刺の役目なのです。




だからどうかもう、私に平凡な名刺を作らせないで下さい。
名前と、住所と、電話番号だけでいいよと、そんなこと言わないで下さいね。

名刺を、なめないで下さい。名刺はもっと、


もっともっと働けます。

働かせてやって下さい。





名刺仕掛人でした。  


Posted by はんこ屋 at 00:45Comments(4)名刺仕掛人参上