2013年02月28日
④自分自身を棚卸し

写真の次に大切なところと言えば、ここでしょう。
上の黄色く囲った部分です。
キャッチコピー、とかヘッドと言われるところですが、ここには衝撃的なこと書きたいですね。
まあ、衝撃的といえば大げさですがここを読むと一気にあなたのことが気になってくるって感じのことを書きましょう。
でも、ちょっと待ってください。
そんなことは、そう簡単には書けませんよね。
この「キャッチコピー」の部分に「何」かを書いて、あなたが「何者」なのかを、解らせないといけません。
簡単そうで、最も難しい部分なのです。
私は他人の名刺を作る職業なので、よく名刺作成を依頼されますが、いつも悩みます。
とくによく知らない人の名刺となると一行も書けなくて、困ってしまうことがよくあります。
あなたが「誰」なのか「何者」なのかが、全く解らないという人が多いのです。
見本の佐藤さんの名刺には、彼の和歌山に対する「思い」のようなものが書かれていますが、これは彼に長時間取材してやっと書き上げたものなのです。
頻繁に会って食事しながらとか、お酒を飲んで、仲良くなってようやく彼の思いを理解できるようになったのです。
多分、名刺の作成依頼から完了までに1ヶ月程度はかかっていると記憶しています。
1つの名刺を作成するのには、実はそんな感じでかなりの時間をかけているのです。
お客様にお会いして、仕事の現場を見せていただき、時には撮影し、インタビューするという順番を踏んでいます。
それだけヘビーにコンタクトしなければ、お客様のことは理解出来ませんし、ましてや広告文など書けないのです。
あなたは「何」をする人なのか?
あなたが「何」をしたいと考えているのか、
そして、あなたはお客様と「どう」かかわりたいのか、
それを理解して初めて広告文が書けるのです。
ここまでヘビーコンタクトしていくと、自然とお客様のことを好きになります。
全く想像出来なかったエピソードや、仕事に対する姿勢などをお聞きするので、気がつくとそうなっているという感じです。
結局のところは、大好きにならなければ名刺は作れないということなのです。
そこで提案があります。
この究極のコピーを書くために、自分自身を棚卸しておいて欲しいのです。
プロフィール作りと言ってもいいてしょう。それを作っておきましょう。
「あなたは何者なのか」
「何の仕事をしているのか」
「なぜ、その仕事を選んだのか」
「これからどうなりたいか」
を、なるべく具体的に書いてみてください。
ブログやフェイスブックをされている人も多いと思いますが、プロフィール欄にそのことを書いておくといいです。
名刺を作る際に、そこを見れば、ある程度理解できますね。
そして、それらから導き出して、自分で自分の「キャッチコピー」や「広告文」を書いてみて下さいね。
名刺作りを依頼され、なかなか仕事が進められない方というのは、この部分が無いという人が多いです。
質問シートにこの部分を書いていただくようになっているのですが、なかなか埋まらないのです。
ブログにも、フェイスブックにも、プロフィールに「なにもない」か「ほとんどない」方は多いです。
ぜひ、この機会に、プロフィール作りをしておきましょうね。
いわゆる、USP(ユニークセールスプロポジション)です。
同業他社が数多くあるなかで、「なぜ」あなたに依頼しなければならないのかを、数行で説明できればベストです。
名刺交換した際に、10秒で自己紹介するとしたら「・・・・・・・・・・・・」でもいいです。
「う~ん、よくわからないや」と言う場合は、私に連絡してください。
Posted by はんこ屋 at 10:26│Comments(0)
│名刺に仕掛ける99の方法